メレリオの『プティ・カクタス・ヴァニーユ』シリーズに、新たなカラーバリエーションが華やかに加わります。
メゾンのアーティスティックディレクター、ロール・イザベル=メレリオが、一年に一度、早春にしか花を咲かせないという世界的に珍しいサボテンである「カクタス・ヴァニーユ」からのインスピレーションを受け、独自の視点と解釈でジュエリーに昇華させた、プティ・カクタス・ヴァニーユ。
10月より、春のような暖かみを見事に再現した「ローズカラー」と柔らかな印象を醸し出す「ブルーカラー」が仲間入りしました。
~ローズ~マリー・アントワネットが愛した花、カクタス・ヴァニーユの華やかなローズピンクをモチーフにした色合い。ローズピンクの花びらに囲まれた雌しべを、エレガントで美しいピンクサファイアで表現しました。
トリアノン宮殿の幻想的な庭園を想起させる繊細な貴石の色調やエネルギーは、身に付けるだけで多彩な表情を引き立てます。
~ブルー~ブルーカラーは、王妃マリー・アントワネットが特に愛した色で、ブルーとグリーンの色調からインスピレーションを得ました。
花の雌しべの色合いは、画家ジョン=マルク・ナティエが生み出した緑みのある青、通称「ナティエ・ブルー」への敬意を表し、サファイアで表現。王妃の庭園、特にヴェルサイユ宮殿の緑豊かな茂みはツァボライトの緑色で表現しました。
トリアノン宮殿のマリー・アントワネットの寝室を想起させる繊細なデザインからなる、柔らかなブルーグリーンがコレクションに彩りを添えます。
幻想的な花に彩られ、上品なエレガンスを纏ったジュエリーは、ご自身の個性やファッションに合わせて、多彩なスタイリングと雰囲気をお楽しみいただけます。新しいカラーバリエーションが、あなたに新たな魅力と奥深さをもたらします。
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---------------------<マリー・アントワネットのカメオのブレスレット>
ガーネット、シルバー製 制作時期:1780 年頃
10月14日・15日 (10:00 ~ 20:00 ) に阪急うめだ本店において、パリ本店の所蔵品特別展示として、マリー・アントワネットのカメオのブレスレットを特別にご覧いただけます。
ローマの7人の皇帝が描かれたカメオが花と葉模様で繋がれたデザインのブレスレット。 ヴェルサイユ宮殿にて、メレリオはフランス王妃マリー・アントワネットとの運命的な出会いをしました。 1786年にはマリー・アントワネットがブラディ伯爵夫人にこのブレスレット贈ったとされています。 その後も所有者を変えながら内密に受け継がれ、現在はメレリオが所有している歴史的価値ある特別な品です。
メレリオの言い伝えでは、1780 年、宝石の商人の証である長い鞄、マルモットをかけた15歳の少年が、ヴェルサイユ宮殿の門の大きな鉄格子の前に立っていました。今日に至るまで、このマルモットはラ・ペ通り 9 番地に保蔵されています。ある日、王妃の馬車がその少年の前に止まり、マリー・アントワネット自ら、ルビーとゴールドの花と葉で繋がれたカメオのブレスレットを購入しました。
メレリオと王室の関係は、1766年以来一家のアーカイブに保管されている“顧客帳”の注文書を解読することにより、明らかとなりました。ルビーの台座と葉模様でつながれた7 つのカメオのブレスレットを再現するために1935 年まで待つこととなりました。
ラ・ペ通り 9 番地の再開店の時、メレリオ家は、身体が思うように動かない子供たちへの救援の支援金のため、歴史的な宝石の回顧展を開催しました。目録の凡例に、1786 年にブラディ伯爵夫人に贈られた、マリー・アントワネットの所有であったブレスレットとして示されていました。
マリー・アントワネットのブレスレットの展示は、フランスの歴史を旅する絶好の機会です。展示会ではさらに、マリー・アントワネットの愛した花からインスパイアを受けた「プティ・カクタス・ヴァニーユ」コレクションや、世界最古のジュエリーメゾンが誇る、数々の素晴らしいコレクションもご覧いただけます。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
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