1613年創業以来、マリー・アントワネットなどをロイヤル顧客に持つ、フランス最古のジュエリー・メゾン、メレリオが初となるフレグランスを発表しました。
このフレグランスは、15世代に渡り家族経営を続けるメレリオと、母娘で立ち上げたパリのフレグランスブランド、ロス アンド ロス (Roos & Roos)のコラボレーションによって生み出されました。メレリオのアーティスティック ディレクターであるロール=イザベル・メレリオがフレグランスをつくるにあたり大事にしたかった要素は、メレリオのアイデンティティを感じるフレグランスでした。
1830年ごろからメレリオの作品のモチーフとして登場以来、メレリオを象徴する花となった野ばら。メレリオ初のフレグランス、クール ヴァンドームは、繊細ではかない美しさを持つ野ばらをモチーフにした「モンテローザ」コレクションからもインスピレーションを得ました。
マスター・パフューマーであるドミニク・ロピオンの協力を得て、17世紀のネロリ姫が愛したとされる地中海のつぼみ、オレンジの花からアロマを使用。イタリアからのインスピレーションとして、フィレンチェのアイリスやヴェネツィアのスパイス、ヴァンドーム広場からスカラ座までの神秘的な場所で煌めくばら色の光を彷彿とさせる、全く新しいテクスチャーのフレグランスを誕生させました。
ドミニク・ロピオンはフレグランス制作にあたり、「クール ヴァンドームのために、まずトルコのバラから始めました。分子蒸留法LMRで、蜜蝋の要素がないため、植物のようなフレッシュさが持続します。ばらとオレンジの花は滅多に一緒にすることがない。この異例のデュオへと導いたのは、メレリオ・ジュエリー作品が持つ幻想的なエデンから生き生きとしたエネルギーを集めることでした。野ばらは中心的な要素であり、高級宝飾品において象徴的なものです。その魅惑的でスパイシーな特徴が、明るい色や淡い色など、さまざまな色に染まり、素晴らしさを際立たせている。」と語りました。
「クール・ヴァンドーム」の名前に由来は、ジュエリーデザインを特徴づける鮮やかな宝石の色へのリスペクトを表し、「クール (英語でカラー)」。メレリオの起源でもある、パリの有名なヴァンドーム広場に店を構えたことから、「ヴァンドーム」を加えました。
新作フレグランスでメレリオの410年の歴史を感じながら、贅沢な日常を創り上げて。ぜひ、華やかなジュエリーとともに、クール ヴァンドームをお楽しみください。