メゾン メレリオ、「メレリオ ミーツ ヴァルディゼール」発表会をフランス大使公邸で開催
メゾン メレリオ、「メレリオ ミーツ ヴァルディゼール」発表会をフランス大使公邸で開催
メゾン メレリオ、「メレリオ ミーツ ヴァルディゼール」発表会をフランス大使公邸で開催
メゾン メレリオ、「メレリオ ミーツ ヴァルディゼール」発表会をフランス大使公邸で開催

メゾン メレリオ、「メレリオ ミーツ ヴァルディゼール」発表会をフランス大使公邸で開催

10月17日、メゾン メレリオは東京のフランス大使公邸にて、「メレリオ ミーツ ヴァルディゼール」と題した特別な発表会を開催いたしました。午後の部ではご招待したメゾンの大切なお客様、そして夜の部ではプレス関係者の皆様をお迎えし、15代目当主のコーム・メレリオがゲストお一人お一人と直接交流しながら、メゾンの豊かな歴史と最新コレクションをご紹介いたしました。

メレリオの歴史とフランス宮廷との絆

発表会夜の部の冒頭で行われた挨拶の中で、コーム・メレリオは、メレリオ家とフランス宮廷の長きにわたる特別な関係に言及しました。16世紀にイタリアからフランスへ移住したメレリオ家は、ルイ13世の暗殺を未然に防いだ功績により、1613年に摂政マリー・ド・メディシスからフランス全土での宝飾品取引の特権を授かり、これがメレリオの創業年とされています。この歴史的な出来事を契機に、メレリオはフランス王室御用達の地位を築き、今日に至るまで名門ジュエラーとしての名声を確立してきました。そしてメレリオの象徴的なモチーフとなっているメレリオカットは、アンリ4世が戴冠を記念して妃に贈った特大ダイヤモンド「ル・サンシー(Le Sancy)」の形状にインスパイアされたものであり、このエピソードもまたメレリオとフランス宮廷との深い結びつきを示すものです。

「冬の楽園」ヴァルディゼールの世界

「メレリオ ミーツ ヴァルディゼール」は、フランス・アルプスにある高級リゾート地ヴァルディゼールからインスピレーションを得たコレクションです。ヴァルディゼールは、夏のサントロペと並ぶフランスの高級リゾートであり、メレリオ家にとっても特別な場所です。このコレクションでは、ヴァルディゼールに集うセレブリティたちの優雅でリラックスしたライフスタイルを象徴するアイテムが、「キャビネ ド キュリオジテ」や「ピエーリー」コレクションから選ばれ、発表されました。

メレリオが提案する現代のハイジュエリーの楽しみ方

会場では、素肌に毛皮を纏い、「キャビネ ド キュリオジテ」コレクションのアイテムを無造作に身につけた女性のビジュアルが注目を集めました。コーム・メレリオはこのビジュアルを指し、「一見ドレスコードから外れているように見える大胆なスタイルながら、身に着けるのは最高級のジュエリー。そこには遊び心と余裕に満ちた真の贅沢が宿っています」と語りかけました。「このスタイルこそ、このコレクションでメレリオが提案する新しいジュエリーの楽しみ方です」と続け、現代におけるラグジュアリーの新たな提案を軽やかに示しました。

メレリオの進化と未来

発表会では、メゾンの総支配人クリストフ・メラールも登壇し、411年にわたる歴史を受け継ぎ、未来を見据えるメレリオの使命について語りました。メラールは、メレリオが守り続けてきた「ラグジュアリーの本質」について、クリエイティブなデザイン力や素材の調達、顧客に対するスタイル提案の重要性を強調し、これらを駆使して現代の感性に応じた作品を生み出すことが、メゾンの未来を築く鍵であると述べました。また、200年以上のデザインアーカイブを活用し、この歴史的遺産を現代の洗練と融合させている点にも触れ、進化を続けるメゾンの姿を紹介しました。

発表会の締めくくりに

コーム・メレリオは、「日本の皆様には、メゾン メレリオのアンバサダーとして、その歴史と物語を未来へと繋いでいただきたい」とメッセージを送りました。ひとつひとつが豊かな物語を背負ったメレリオのジュエリー。その役割をゲストに託し、発表会は華やかに幕を閉じました。